種族耐性(人間耐性や悪魔耐性)と一般耐性・ボス耐性、サイズ耐性の数字は計算上は別物として扱われるため
足し算で計算されず、掛け算で受けるダメージが増減します。
なので、人間耐性90%と一般耐性10%を同時にとっても
人間種族かつ一般属性のMOBから受けるダメージは0にはなりません。
※後述する高STRの敵の場合は話が変わります。
汚染されたレイドリックや古龍ジラントなどSTRがとても高い敵の場合。
攻撃力を算出する際、STRとATKの値が参照されます。
STRはいわゆる素手ATKと呼ばれています。
一般・ボス耐性やサイズ耐性、属性耐性で軽減できるダメージの計算式は、
STR+ATK*(1−「一般・ボス耐性」/100) となっています。
足し算の前半部分(STR部分)と後半部分(ATK)を比較したとき、
高STRの場合、前半部分が後半部分をとても大きく超えるため、
後半部分がいくら小さくなっても最終的な数字は誤差にしかなりません。
例
STR100 ATK1000 で一般耐性10%のとき
100+1000*0.9=1000
STR100 ATK1000 で一般耐性50%のとき
100+1000*0.5=600
上記の場合は一般耐性をあげることで1000→600と大きくダメージが減っています。
一方、
STR100000 ATK5000 で一般耐性10%のとき
100000+5000*0.9=104500
STR100000 ATK5000 で一般耐性50%のとき
100000+5000*0.5=102500
上記の場合は104500→102500 の軽減となり数字が大きすぎるためあまり違いが生まれません。
一方、種族耐性は素手ATK部分も軽減してくれるため、確実にダメージを減らしてくれます。
STR100 ATK1000 で種族耐性10%のとき
(100+1000)*0.9=990
STR100 ATK1000 で種族耐性50%のとき
(100+1000)*0.5=550
ダメージは990→550と軽減されます。
一方、
STR100000 ATK5000 で種族耐性10%のとき
(100000+5000)*0.9=94500
STR100000 ATK5000 で種族耐性50%のとき
100000+5000*0.5=52500
上記の場合は94500→52500となります。
種族耐性はSTRの値に左右されずに確実にダメージを減らしてくれることがわかります。